Passion









  

「今……ルパンの体の奥深くまで入っているのがオレだよ……わかる?」

熱く滾る思いを込めて激しく腰を突き動かしながら次元が囁く。
「アンタを犯すことを許されているのはこのオレだけ……こんないやらしいモノ
をアンタの中にブチ込んでいいのはオレだけだ」
「あっあっ……あぁぁっ」

四つんばいになり頭を枕に埋め腰を高々と上げすんなりとした脚を大きく開き、
下の口を最大限まで広げているルパン。
次元の赤黒く張り詰めた男の象徴を深々と咥え込み締め上げて、腰を蠢かしてい
る姿はひどく淫らな眺めだった。
下の口は熱を帯び二人の混じりあった体液で溢れかえり、太股を濡らしていた。
ルパン自身もピクピクと震えて雫を滴らせている。

「さぁて……ルパン、体勢変えよっか?……イクときはお互い顔見えたほうがい
いよね」
ルパンの下の口から幾筋か白く粘ついた糸を引きながら湿った淫靡な音を立てて
次元のモノが引き抜かれた。
すぐさまルパンは体を仰向けに転がされ、再び猛々しく反り返った硬いモノを捻
じ込まれる。
上気して潤んだ目元のルパンと次元の視線がかちあう。

「どう……ちゃんとルパンの気持ちいいところに当たってる?」
「次元のドスケベ……」
「ドスケベじゃない男なんかいねーよ」
「もうさっきから当たりっぱなしでおかしくなりそ……」
「そりゃ嬉しいな……オレさ、ルパンが悦ぶことならなんでもしてやりてぇんだ」
「……次元ってそういうことサラッと言えちゃうから参るよなぁ」
「ホントのこと言ってるだけさ」


死ぬまで放してやらないぜ ルパン

貴方のためにオレは生まれてきたんだ
修羅の道を歩むことを生まれながらに運命付けられた貴方の相棒になるために
貴方を護るために
貴方を愛するために

もし貴方をかばってオレが死んだら
貴方はオレを一生忘れないでいてくれるのかな
それとも時が経てばオレのことなんかすっぱり忘れて
貴方はまた誰かと恋をして
こんなふうにベッドを共にするのか?

想像するだけで嫉妬で胸が焼き切れそうだよ

オレ この調子だと
貴方をいつかヤリ殺しちまうかもしれねぇな

永遠に自分だけのものにするために
誰にも触れさせないように


「どうした……次元?」
ふいに動きを止めた次元にルパンが怪訝な視線を投げかける。
「あれ?」
ふいに目頭に熱いものを感じて次元は狼狽した。
「泣いてるのか、お前」
怪盗の白く細い指先が伸び、ガンマンの目元をそっと拭う。
「なんでもねぇよ」
「具合でも悪いんじゃねぇのか?」
「大丈夫だよ……ルパンは優しいね」

予期せず湧き起こった昏い激情を吹っ切るように微笑むと、次元は最愛の恋人の
身体を掻き抱く。

「次元、苦しいよ……力緩めて」
「フィニッシュといこうか」
思いっきり強く突き上げられ、ルパンから一際大きな嬌声が上がった。
先刻より激しく速いリズムで深く繋がったままの二人の身体が揺れる。
「中に出すぜ……ルパン」
「あぁ……っ」

アンタに出遭ったときからオレは狂っちまった
もう随分長い間狂いっぱなし
ルパンという名の恐ろしく甘く強烈な毒に痺れっぱなしなんだよ

ルパンの体内に生命の源となる熱く白い体液を流し込みながら、次元はそっと心
の中でつぶやいた。






 

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